世界遺産=知床

南アフリカのダーバンで開かれている国連教育科学文化機関(ユネスコ)の第29回世界遺産委員会は、
北海道の知床を世界遺産(自然遺産)に登録することを決めた。
日本の自然遺産の登録は1993年に決まった白神山地(青森、秋田県)と屋久島(鹿児島県)に次いで3件目。
海域を含む自然遺産としては初めて。


登録地域は斜里町羅臼町にまたがる知床半島の一部とその周辺海域。
広さは7万1100ヘクタールで、このうち海域が2万2400ヘクタールを占める。
知床は海と陸の生態系が相互に影響し合う特異な地域。
海は流氷が運んでくる栄養分に恵まれ、サケやマスなど多くの魚が繁殖し、
その魚を目当てに多種多様な動物が集まってくる。
川をさかのぼるサケをエサとするヒグマが高密度で生息しているほか、
シマフクロウオオワシオジロワシなど国際的な希少種の繁殖地・越冬地でもあり、
自然保護が不可欠な地域とされていた。


素晴らしい! そしてみんなで大事にしていきたいですね!