また杉並区で!
日本ヒューレット・パッカード株式会社(日本HP)は20日、
東京都杉並区立和田小学校にて、「アラン・ケイワークショップ」を開催した。
このワークショップは、HP研究所 シニアフェロー アラン・ケイ氏が提唱する、
オブジェクト指向のコンピュータ言語ツール「Squeak(スクイーク)」を用いての授業風景を視察するというもの。
開催にあたり、日本HP ガバメント・パブリックアフェアーズ部部長 瓜谷輝之氏は同社の社会貢献活動を紹介。
その一環として、2004年3月に杉並区の和田小学校、済美養護学校にノートPC、プリンタなど計約157台を寄贈したと語った。
Squeakでは、画面に書いた絵がそのままオブジェクトとなり、
オブジェクトに対して回転、サイズの拡大/縮小、移動角度の設定、音声などが設定できる。これにより、
アニメーションやゲームなどを、プログラム言語を意識することなく作成できるという。
授業では、和田小学校の5年生、6年生計4クラスで1人1台ノートPCを使用し、Squeakを利用する。
各クラスには日本HPの社員ボランティア「HPスクイーカー」がつき、
製作上のわからない操作など、アドバイスを受けながら授業を進めていく。
5年生の授業では、生徒それぞれが手書きで作成したアイデアメモを元に、Squeakを用いてのアニメーション作成。
6年生は5〜6人1組での班構成で学習し、それぞれが作成しながら、
班内でオブジェクト動作のアイデア交換なども積極的に行なっていた。