暴走族

暴走族にも“高齢化”の波−。
平成十六年中の暴走族に占める成人の割合が、
五年前と比べて約一・五倍増になっていることが警察庁のまとめで分かった。
十代後半に引退したものの、成人になってから再びグループを結成するケースが目立ち、
平均年齢が三十歳近い暴走族の摘発もみられる。
警察庁では、少年の非行防止や健全育成を目的に暴走族対策を推進してきたが、
今後は成人メンバーの増加に伴った新たな対策の検討を迫られることになりそうだ。


≪少年割合が低下≫
「少年人口が減少していることに加え、暴走族に入る少年の割合も低下している」
警察庁の幹部は、暴走族の現状についてこう説明する。
同庁によると、十六年中の暴走族の構成員数は一万八千八百十一人で、
五年前(二万八千四百九十九人)と比べ三割以上も減少している。
うち、十九歳以下の少年は一万九千四百六十七人から、一万百二人とほぼ半減した。
対照的に二十歳以上の成人は十一年以降、八千五百人前後の横ばいで推移している。
そのため、構成率も少年は十一年の68・3%から十六年には53・7%と14・6ポイント下降。
一方、成人は十一年の29・3%から十六年には44・9%と逆に15・6ポイント上昇し、“高齢化”の進展を裏づけている。


こんな所にも高齢化が進んでいたんですね。
でも、少年犯罪が増加していると言う事は、グループでのいらだちの発散ではなく、
個人的な陰湿な物が多くなって来ているのですかね?!
そして成人しての暴走族の復帰は、大人になれない子供化の表れなんでしょうか。
いずれにしても、いい事ではないですね。