世界人口

急増する世界人口の抑制のための行動を定めた1994年の国際人口開発会議(ICPD)以降も
先進国から発展途上国への資金援助が不足するなど、
多くの課題が山積しているとする「世界人口白書2004」を国連人口基金が15日、発表した。


白書は「発展途上国の約3億5000万組のカップルが、
希望する(避妊など)家族計画サービスを受けられないでいる」と指摘。
ICPDで各国が合意した目標達成への真剣な努力なしには、
世界は貧困と環境破壊に苦しむことになると警告した。


白書によると、世界の人口は現在63億7760万人(推計)で、
2050年には89億人に増えると見込まれ、
カイロでICPDが開かれた94年当時の予測の98億人を下回るなど、一定の成果があった。

 
だが、先進国は、ICPDで2005年までに
人口問題などへの取り組みのために年間61億ドルを拠出することを約束したにもかかわらず、
実際に提供された金額は年間約20億−30億ドルにとどまっている。

10年間で家族計画を利用している既婚カップルの比率が世界全体で55%から61%にまで上昇した。
しかし、家族計画サービスの拡大は、人口増加や家族計画需要の増大に追いつくにはほど遠く、
ICPDで人口問題解決の鍵になるとされた「子供の数や出産間隔をはじめ、
性や生殖について個人が自由に決める権利(リプロダクティブライツ)」の確立には多くの課題が残っているとした。


少子高齢化とも言われているが、貧困家庭での子沢山と言う現実もあるようですね。
いずれにしても、人が溢れてしまい、環境問題が一番深刻なのでしょうかねぇ?
年代別、地域別に数字を見てみたいですね。