太陽と金星

金星が太陽を横切る珍しい現象が6月8日午後、日本では130年ぶりに見られる。
直径が太陽の30分の1ほどの黒い点が、約6時間かけて左から右へ通過する。
梅雨時で空模様が心配だが、太陽が顔を出していれば、観測可能。
ただ直接、肉眼で見るのは危険なため、国立天文台は「望遠鏡に映る太陽を、
白い紙に投影させて観察するなどの方法を」と呼び掛けている。


この現象は「金星の太陽面通過」と呼ばれ、地球の内側の軌道を回る金星が、
地球と太陽の間に来たときに起きる。
しかし金星の軌道は地球に対してやや傾いているため、地球から見ると、
大抵は太陽の上か下を通ってしまい、太陽面通過は起こらない。
このため、この現象が起きるのはほぼ8年、121年半、8年、105年半という間隔になる。


梅雨時期でちゃんと見られるか心配ですが、楽しみですね。