人名漢字

法相の諮問機関である法制審議会人名用漢字部会は28日、
人名に使用できる漢字を2231字から580字増やし、
計2811字に拡大する答申の原案を固めた。
同部会は6月中にインターネットなどで内容を公開。
9月の法制審総会で正式決定し、法相に答申する。
法務省は戸籍法施行規則(省令)を今秋に改正、新たな字が使えるようになる見通し。
人名用漢字は過去約50年で約400字しか追加されておらず、初の抜本改正となる。
原案によると、新たに加えられる主な字は「撫」「舵」「梗」「燕」「匂」「雫」「琥」「珀」「鷲」など。
これまで子供の名前に使う漢字として人気がありながら、市町村の窓口で受理されなかった字はほとんど含まれる見込み。
「蹴(しゅう)」「撫子(なでしこ)」「苺(いちご)」などの名前も新たに誕生しそうだ。