ローマ法王

バチカン市国で開かれていたローマ法王選出会議「コンクラーベ」は開始から2日目の19日、
ドイツ出身で保守派の論客として知られるローマ法王庁教理省長官の
ヨーゼフ・ラッツィンガー枢機卿(78)を第265代法王に選出した。
新法王は、「ベネディクト16世」を名乗る。

ポーランド人のヨハネ・パウロ2世に続き、二代連続で非イタリア人法王となる。

 
19日午後5時50分(日本時間20日午前0時50分)ころ選出が行われていた
システィナ礼拝堂屋上の煙突から「決定」を知らせる白い煙が上がり、
サンピエトロ寺院の鐘が鳴って新法王の誕生を告げた。

新法王は、前法王ヨハネ・パウロ2世の側近中の側近で、保守派を代表する教会指導者。
前法王は、人工妊娠中絶、避妊、同性間結婚などを許さず、女性司祭についても認めていなかった。
新法王も、この路線を継承するとみられる。


前任の法王と同じように、人権問題や平和活動に力を入れてほしいですね。